｢ClapHands!!｣ばかｼｬﾁｮ→♪KEN子の黄昏日記

今日は15:30〜、県庁記者クラブでの
「キャンドルナイト」合同記者会見に行ってきます！
実は、私達から他の会場の方も誘って「合同」にしました！
だって、お客の取り合いする話じゃないもんね。
趣旨を知ってあちこちで広めてほしいのです。
最寄りの、または興味ある会場で、または自宅で、公園でも！

★まずは私達「キャンドルナイトOKINAWA2009」@北谷の観覧車下
　◎CNOサイト→http://kakumakushaka.com/CNO/menu.html
　◎KEN子ブログから→http://kenkokenko.ti-da.net/e2492755.html

★去年から始まった「Candle night in Okinawa Vol.3」(オリジナルアクト主催)
http://act2008.ti-da.net/e2351714.html

★今年初開催「サンセットライブ〜キャンドルナイト〜」（ビーチタワー沖縄主催）
http://sunsetlive.uminikansya.com/


（※↑You Tubeをハナレグミ「光と影」ver.に差し替えました。）

■第１話「ポスター撮影班がやって来る？！」■

2009年1月末。
「泡瀬干潟を守る連絡会」から電話があり、
「泡瀬に何か撮影班が来るというから、対応してもらえないか」とのこと。
よく分からないまま、「東京の伊藤さん」という人に電話をした。

すると…
「キャンドルナイト」の全国ポスター撮影というじゃないの！(@▽@)
「私達も沖縄でキャンドルナイト始めて４年目ですよ！」
そりゃぁもう！手伝わせて頂きますとも！

その後のメールのやり取りの中で、
「JUNEさんの Candle Odysseyという平和を祈る旅の一環で
　沖縄を移動したいです。
　（ex.六ヶ所　http://www.candlejune.jp/2007/index07.html）」
勧められるままに、サイトを開いた。

涙が出ました。
言葉でもなく、音でもなく、
キャンドルだけで、思いが表現できるなんて！

予算がないというけど、どうしても撮影に来てほしいから、
またしても自腹覚悟の「大問題ツアー」を提案した。
泡瀬干潟の夕暮れの写真や、広さが分かる写真や動画をいっぱい選んで送った。
彼らの欲しい条件で何度もロケハンにも行った。

撮影班が2/17〜19に来る、ということが決まった。


■第２話「ロケハン。」■

フォトグラファー：伊藤菜衣子さん、
アートディレクション＆デザイン：樋口賢太郎さん。

「初めまして。」

真冬の東京から来た２人を私の軽自家用車に乗せ、
早朝に羽田を出ただろうからと空港から直行したのは…

やっぱり「波布食堂」の「肉そば」650円！！！

それから直行で泡瀬干潟へ、
靴で来た彼らに島ぞうりを貸す。
潮が引いてる時間帯で、
しかも夕暮れから夜の絶妙な時間を狙ってロケハン。



真っ白で、サラッサラの砂州を歩く。
水平線が見えなくなった、埋め立て工事の護岸では、
年度末に向けて、今までに見たことないぐらいたくさん、
15〜20台ものパワーショベルが「ドッカンガッチャン！」と音を立てて作業している。
風下にいる私達には、その音がとても胸に突き刺さって痛い。
菜衣子さんは、そのあまりの音に、泣いてしまった。
私も、我慢してたのに、涙が出てしまった。



夕暮れの明るさの中では、まだキャンドルが輝かない。
それどころか、海のど真ん中では、キャンドルに火が点かない。
一昨年のキャンドルナイトで「ペットランタン」を作った経験のある私は
「移動ゴミ箱」と呼ばれる私の車にあったペットボトルの中で
キャンドルを点ける提案をしたところ、うまくいった。

（※写真は2007年のもの）

それから
東京の公園で練習しまくって上手になったという樋口さんが
少しずつ暗くなる砂州の真ん中で、
何度も何度も「thgiN eldnaC」と逆さ文字を描いた。

あれやこれや、試している内に、夜がやって来た。
日が暮れたら、さすがに沖縄でも、真冬の２月の海にぞうりじゃ寒い。
私達３人は、もはや指先の感覚が麻痺するほど凍えていた。
近くの食堂でご飯を食べて、
沖縄市内の友人の営むゲストハウス「羊屋本店」へチェックインしたのは23時だった。


■第３話「撮影当日」■

JUNEさんが持って来たキャンドルは、
ビールケースぐらいの大きさx10ケースぐらいに詰められていて、
予想を遥かに超えて１箱１箱ハンパなく重かった。
しかも、JUNEさんって、去年までのポスターを見て、あのサイトを見て、
勝手に「華奢(きゃしゃ)な女の子」だと想像してたから
まさかあの腕を骨折してる180cmを超えるぐらいのガタイの良い大男が
「CandleJUNE」だとは、撮影が終わるまで分からなかったが、
JUNEさんの腕が健在なら軽々運ぶのだろうが、私達は小分けにして何度も往復した。
何本か減らして１箱運んでみたけど、まだ潮が引ききってない海を歩くので
途中で下ろす所がなくて、感覚がなくなって来て、腕がちぎれると思った。

エキストラにお願いした友達には「17時集合、18時スタート」と言ったけど
思った以上に男手が少なかったのでmixiに「急募！男手！」と書いたら
運悪く(笑)そのタイミングで見てしまったという被害者達がやってきた。笑
ありがとう、ありがとう。


あっという間に夜がやって来る。
ヤバいヤバい、
昨日のロケハン通り、日暮れと夜の間の絶妙な時間に撮影せねば。



まずは、エキストラ全員の配置を決めた。
今日はさすがに「ペットランタン」というわけにはいかないので
数名ずつが数本ずつのキャンドルを担当する。
灯すのに一苦労。
消えないように守るのに一苦労。
消えたらまた灯すのに一苦労。

そんな中、JUNEさんの友達で、
「MTV」でもVJしてたマイコさんが偶然その時期、
私の友達ロビンが営む「Jiji cafe」でバイトしてたので
JUNEさんたっての希望で彼女に「逆さ文字描き」の白羽の矢が。

「thgiN eldnaC」

１回の「Candle Night」を書くのにだいたい30秒、
その間、ずっとシャッターを開けっ放しにしておくから
その残像だけが文字となって撮影される。

「thgiN eldnaC」

「thgiN eldnaC」

「thgiN eldnaC」

何度も何度も逆さ文字で「Candle Night」を描いている。

例えば「沖縄そば」の取材なら
１つのそばを撮るのに、明るさを例えば１、２、３、４と変えながら
5秒に1回ぐらいシャッターを切って、1分ぐらいで撮り終えてしまうこともある。
でも、この場合、この30秒を何度も繰り返すのだ。
しかも文字の間違いはまたやり直し。

マイコさんも腕が限界という所まで頑張ったけど、
撮影はまだ終わらなかった。
ついに樋口さんが再登場する事になった。

「thgiN eldnaC」

「thgiN eldnaC」

「thgiN eldnaC」


まだ、まだまだ「OK」が出ない…。
とにかく寒い。体の芯までキンキンしてきた。
「濡れても良い靴、またはぞうり」なんて誰が言ったんだ？（…ごめん。）
座ってるだけでも足がしびれるし、だけど立ち上がると火が消えちゃう。
それでもみんな、誰も文句１つ言わず、頑張った。



２人の御隠居様達にはさすがに、小さなイスをご用意したけれど、
60代にこの寒さは過酷すぎるはず。
それでも、最後まで笑顔で頑張って下さった、前川さんと池原さん。



東京から、高江と辺野古の学習に来ていた通称「カミナリ君」(中央)、
帰りにケーナに「乗せられた」のか「ノセられた」のか(笑)
何の気なしに来たらこれかよっ！泣
それでも最後まで弱音も吐かなかった。
（両脇誰かね？暗くて分からん！自己申告してー！泣）



これまたすごいタイミングで東京から来ていた、
キャンドルナイトやナマケモノ倶楽部の「辻信一」さんのゼミのゆりちゃんも参加！
覚醒ORGの133ちゃんと、一番左の怪獣は…誰だい？チェちゃん？笑



こちら、私の周辺のイベントごとにはほとんど駆り出されている
まゆみちゃんと、ひさこちゃん…かな？
やはり暗くてよく分からないので自己申告をよろしく☆



こちらも、私周辺のイベントごとに家族４人で参加してくれる、
シーサー作家「カワタケテッペイ」ファミリー☆
長男シンバ「○○の後に天下を取ったのだーれだ」→父「●●！！」
→シンバ「ブブー。分かってないなぁ、〜〜でしょ」→父「でもそれはあれだろ、〜」
（…というような押し問答が続く。）
できすぎ君のシンバと、それに負けないテッペイ父さんの会話が
寒い中でみんなの心を温めていた。笑



こちら、カワタケ家の母娘。
二人ともマイペースで、見てるこちらが癒されます☆


そして撮影が始まって３時間、ようやく
「おっけーーーーー！！！！！」
全員から歓声が上がった。
本当に、おつかれさまでした!!!!（T▽T）


それからまた私達は
全員で機材とキャンドルをよいしょ、よいしょと運び出し、
数時間ぶりに、陸に上がった。


浜に上がった私達に
JUNEさんからのプレゼント。
この大きなキャンドル達を円状に並べて、
まずはみんなで輪になって暖をとる。

カワタケ一家は用意周到、というか外遊び上手、
七輪を持って来て、早速マシュマロやウインナーを焼いて
夕飯も食べずに凍えていたみんなに振る舞ってくれた。
あの香ばしさと暖かさは、きっとずっと忘れないな。
アースキャラバンの夜のことも、「忘れられない夜」だから、
私はカワタケ一家と既に２つもの「忘れられない夜」を共有してる事になる。


今日１日、キャンドルを並べる時も、一言も喋らなかったJUNEさんが
炎を前に静かに語り出した。
「広島でも、長崎でも、そしてグラウンドゼロでも、祈りを込めて、炎を灯してきました。
　そしてここでも。灯した火は誰かが消さなきゃいけない。
　この埋め立て反対の運動も、いつか自分達の手で消せる日が来るように。」

★Candle JUNEさんが描いた泡瀬撮影レポ★
http://www.candlejune.jp/reports_okinawa_090608.html




カクマクシャカ＆マッシー、
KEN子＆マッシーが１曲ずつ歌って、
長い一日が終わった…


かと思ったら！

ごはんも食べてなかったので打ち上げ！！！
いろいろ話せて良かった☆


この時、本当に偶然でこの撮影に参加した
通称「カミナリ君」（本名から遠く巡り巡って由来。笑）からのメールが
とても感動的だったので紹介します。



　昨日は大変お世話になりました。

　泡瀬でろうそくの火を守りながら実感したことは、

　火をつけるのもまもるのも大変だけど、火は簡単に消えてしまうということです。

　キャンドルナイトに何か社会運動の縮図を見たように思いました。

　それでもめげずに火を守り通した一体感、達成感は僕は一生忘れません。

　そしていつかもう火を守る必要がなくなる日が来たら、自分でその火を消したいものです。
　
　ジュンさんがおっしゃったように。


　沖縄でみなさんに出会えたことに感謝します。

　KEN子さんの強烈なインパクトを胸に僕は東京に帰ります。

　皆さんによろしくお伝え下さい。

　それではまたいつかどこかで



■□■□■□■「100万人のキャンドルナイト」2009年全国ポスターDL■□■□■□■
★全国キャンドルナイトのサイト→http://www.candle-night.org/
★沖縄で撮影した全国ポスターDL開始！→http://www.candle-night.org/jp/download.html
★CNOサイト→http://kakumakushaka.com/CNO/menu.html
★今年も観覧車を消すよ！→http://kenkokenko.ti-da.net/e2492755.html

★☆★「キャンドルナイト」「ホワイトバンド」を仕掛けて来た
　　　　　　「マエキタミヤコさん」がやって来る！★☆★
7/24『田中優＆マエキタミヤコ』トークライブ決定！
http://kenkokenko.ti-da.net/e2504704.html